2005年11月25日 宮部みゆき5 堪忍箱 まだまだ凝っている、宮部みゆきシリーズ。 この「堪忍箱」は、本来は大事件になるようなことを、本当にサラッ と書いています。小説の下書きのような、構想だけをメモしたような。 「えええっ、これだけ?」と、びっくりします。もったいない気も…。 でも宮部さんが大切にしているのは、事件や謎解きじゃなくて、こう いうせつないような日常の中の人の「思い」なのですよね。 同じタッチのものをたくさん集めているということは、意図的なので しょう。すごい作家だと、思いました。
この記事へのコメント
でも、宮部作品の短編、好きです。
短いながらにドラマがあって…。
暇があると、チョコチョコ読んでます。