伊勢型紙資料館 三重

鈴鹿の白子の近くには「伊勢型紙資料館」という場所があって、ちょっと興味が
あったので津から戻って見に行きました。
1.jpg伊勢型紙というのは、この地方独特の染め物の型紙で、昔は染め物屋さんに売っ
て歩いていたようです。

ビデオを見せていただきましたが、紙を作る人、乾かす人、彫る人…それぞれに
何工程もの作業があり、完全分業制。特に彫る職人さんには、「突彫」「道具彫」
「錐彫」「縞彫」の4種類があり、1人一生をかけて1種類の彫りを極めるのだそ
うです。びっくり!

「突彫」。
1-32Pict09.jpg tsukibori.gif

「道具彫」。
自分で道具を作るので、何千本も小刀を持っているとか。
1-32Pict07.jpg dogubori.gif

「錐彫」。
1-32Pict06.jpg kiribori.gif

「縞彫」。
1-32Pict08.jpg simabori.gif

特に縞彫りは細い筋が染める時によじれたり曲がったりするので、「糸入れ」と
いう補強作業の職人さんが別にいます。
細い横糸がそれです。
11.jpg

とにかく気の遠くなる仕事の上に、着物を着る方が減り需要がないので、どんど
ん職人さんが減っているらしいです。もったいないですねぇ。

2.jpg


この記事へのコメント

2012年10月24日 20:10
ふ~~ん… スゴイとこやね!
2012年10月24日 20:20
これぞ神業師ってやつやなww
2012年10月24日 20:49
ここは一度行ってみたいと思ってましたー

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