関心領域&キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン&トゥルーマン・ショー&グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
「関心領域」。
第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った「関心領域」。強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長ルドルフ・ヘスと、その家族の暮らしを描いています。
最初の長〜い真っ暗の画面、流れる音楽が独特で、気持ちが悪くなります。それが狙いなのでしょうけれど…。
淡々と子供たちを育て庭を手入れする夫婦と、残虐な行為に加担する夫婦が違和感なく同じ人間の中に同居しているのが凄いです。人間の怖さでもありますね。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。
マーティン・スコセッシ監督作品。オクラホマのオーセージで、先住民が住む居留地で石油が発掘されます。先住民たちは金持ちになり、オーセージは活気に満ち溢れていました。そんな場所に地元の実力者の叔父W.K.ヘイルを頼って、アーネストがやって来ます。
3時間30分の映画でした。もうちょっと短くてもよい気がしますね。
実際にあった話のようで、こういう裕福なネイティブ・アメリカンの人々がいた事も、殺人事件が多発したことも知りませんでした。
デ・ニーロのマフィア並の演技も怖いですが、ディカプリオもすっかり悪役が板に付きました。
本人二枚目役を嫌がっていたので、渋くなってよかったですね。
「トゥルーマン・ショー」。
友達に紹介されて観ました。1998年のSFコメディです。若きジム・キャリー主演。
古い映画はどうかなぁ…と思いましたが、おもしろかったです。とてもシュールな作品。
TV番組のために、産まれてから成人するまでプライベートを公開されている青年を描きます。
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」。
2000年に映画化された「グラディエーター」の続編です。2000年の記憶などないのですが、本編を観ていなくても楽しめます。
大好きなペドロ・パスカルも出ています。
ただ主人公を演じる俳優さんが、何とも地味で華がありません。
ペドロ・パスカルやデンゼル・ワシントンに完全に押され、インパクトのないまま終わりました。
ストーリーも、斬新なところはなかったなぁ。もっとドキドキハラハラがあってもよかったのに。
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